ブライダル業界の転職

ブライダル業界から転職したい5つの理由。おすすめの他職種をご紹介

やりがいを感じているけど、自分の幸せより他人の幸せを優先する日々に疲れを感じていないでしょうか。

仕事をやり遂げたときの達成感はありますが、プライベートが犠牲になるなど、辛いことも多い仕事。

ワークライフバランスが整っており、ブライダルでの経験やスキルを活かせる業界があれば、迷いを断ち切り新しいキャリアを築いていけますよね。

そこで本ページでは、ブライダル業界から転職する理由から、どういった経験やスキルが活かるのか、またおすすめの業界をお伝えしていきます。

ブライダル業界から転職する5つの理由

すでにブライダル業界から転職した人について、転職理由を知りたいですよね。

転職する5つの理由は次のとおり。

  1. 仕事が忙しくプライベートが犠牲になる
  2. 給料が安い
  3. 女性中心の職場の人間関係がしんどい
  4. お客様第一主義で疲れる
  5. 業界の将来性が不安

以下から、順番にお伝えしていきます。

仕事が忙しくプライベートが犠牲になる

いわゆるサービス業の中で最高峰と言われることもあるブライダル業界。

また、世のカップルにとって一世一代の大イベントである結婚式をサポートする仕事は、回りから見れば大変華やかな世界でもあります。

しかし現実では、

  • 早朝からの準備やお客様のお仕事帰り時間に合わせた打合せ等による不規則な勤務時間
  • お客様が帰ってから実施の業務が多く長時間労働
  • 繁忙期には出勤日に業務が終わらない場合は休日出勤

など、自分のプライベートの予定が立て辛く時には犠牲になることもしばしば。

また、基本的には土日祝日は出勤で休みを取ることはできないため、主に週末に実施されるイベント、友人の結婚式も参列できないことが多いのが現実。

仕事とプライベートのバランスを取りたいと考え、転職したいと考える方が多数です。

給与が安い

ブライダル業界は予想以上にハードワークな割には、ある程度の役職まで達しないとそれなりの給料にはなかなか手が届きません。

業界の中でも業種によって差はありますが、だいたい年収300~400万円が平均です。

また、残業の多い仕事ですが手当が出ることは殆どなく、基本的にはサービス残業とされ働き手には厳しい現状です。

年々結婚式を挙げるカップルが減っている中結婚式場は増えており、顧客の争奪のために価格競争が激しく、人件費が削減されることが多いようです。

労働量に見合った対価が欲しいと考え、転職したいと考える人が多いといえます。

ちなみに、ブライダル業界の業種にはこんな職種があります。

*ウェディングプランナー
結婚披露宴の企画や提案等主にプランニング。会場によっては当日の進行やサービスを行うことも。

 

*バンケットサービス
披露宴会場のセッティングや片付け、当日の料理屋ドリンクのサーブなど

 

*ドレスコーディネーター
新郎新婦・親族の衣裳・ヘアスタイルやアクセサリーなどのコーディネートをアドバイスするスタイリスト

 

*ヘアメイクアーティスト
新郎新婦のヘアメイクを担当。挙式から披露宴が終わるまで常に近くでサポートする

 

*ブライダルエステティシャン
結婚式当日に向け、新婦のエステを行う

 

*フラワーコーディネーター
テーブルやエントランスの装花、花嫁のブーケを担当

 

*介添人・アテンダー
結婚披露宴当日に、常に新郎新婦の傍で進行をサポートする

 

*司会者
披露宴の進行を担当。スムーズな進行だけでなく、盛り上げることがポイント

 

*音響、照明、演出

女性中心の職場の人間関係がしんどい

結婚式は花嫁が主役と言われますが、花嫁の気持ちをより理解できたり、衣裳やエステについては男性が担当することは難しいため、ブライダル業界は女性の割合が非常に高い業界です。

企業によって差はあるものの、大なり小なり女性社会に派閥的な対立はよくある話。

特にブライダル職は、常にお客様から見られていますし、また結婚式披露宴は新郎新婦にとって大きな買い物でありながら当日は一発勝負のため、相当な重圧がかかり常に気を遣う職業でもあります。

過酷な労働も相まってストレスが溜まりがちなため、まわりを敵視して対立する人も少なくありません。

噂話がよく飛び交う、なんてことも。

女性中心の職場の人間関係がしんどいと考えて、転職したいと考える人がいるのです。

お客様第一主義で疲れる

新郎新婦にとって結婚式披露宴は人生での大イベント。

しかも高額な料金であるため、細かいことに大変こだわる方が多くいらっしゃいます。

どんなにわがままを言われても、それでも笑顔でお客様のご希望に沿った対応をしなければなりません。

『この日しか打合せができない』と言われた日が自分の休みであっても、断れず自分のプライベートが犠牲になることもあります。

打ち合わせ時から贅沢にわがままを叶えて貰えることも、新郎新婦にとっては披露宴を作り上げていく中での大切な時間なのです。

常にお客様に気を遣い続けているのでふとした時に、自分自身のわがままは・・・と感じ余計に心が疲れてしまうのです。 

人のわがままばかり聞くのにもう疲れた!と感じ、転職したいと考え始める方がいらっしゃいます。

将来性が期待できない

生活スタイルの多様化で結婚式披露宴を執り行わない『なし婚』派も増える中、そもそも少子高齢化によって若者が減少しているため、顧客数は減り続けています。

しかし反比例して結婚式場は年々増加しており、顧客競争が激化しているブライダル業界。 

業界大手であっても価格競争のために経営が不安定に陥るニュースも、実は少なくありません。

自分の会社も他人事ではない?明日はわが身と、不安を抱えてしまうものです。

ブライダル業界で働く人が、需要と供給のバランスが取れているまたは今後需要が増えていく、将来性のある業界に憧れを抱くのは自然なことかもしれません。

安定して長く続けられる仕事がしたいと考え、ブライダル業界から転職したいと考える方がいます。

ブライダルから転職する場合にアピールできるスキル

ブライダル業界から異業種への転職は可能です。

なぜなら、ブライダル業界の経験やスキルは、異業種での会社にも転用できるためです。

  • 礼儀作法やビジネスマナー
  • 顧客とのコミュニケーションスキル
  • 企画のプレゼンスキル
  • 責任感の強さ
  • 計画実行力

自分ひとりで自己分析するだけでは、魅力的なスキルや経験を把握できません。

上記を整理していけば、本来の強みに気付くことができるはずです。

以下から、順番に解説していきます。

礼儀作法やビジネスマナー

ブライダル業界で働く人は、常にお客様から見られており、また結婚式披露宴は高額な商品であるため、お客様への礼儀作法やマナーはもちろん思いやりやおもてなしの心を一から十まで叩き込まれます。

常に笑顔で愛想がよく、一歩先を見越して相手を気遣う対応、丁寧な話し方が自然にできるため、接客業だけではなくどの分野においてもよい印象を持たれます。

面接時には大きな武器となるでしょう。

ブライダル職でお客様第一主義として当たり前のように行動してきたことは、実は一般職の人でもそう簡単に対応できません。

というより、お客様第一主義で対面で仕事をする習慣が少ないため、ホスピタリティの概念がない職場も多く、ブライダル業から転職した人がまず一番初めに受けるカルチャーショックでもあります。

例えば、チーム内のメールのひとつでも、時にはさりげなく仲間を気遣う言葉を添えられたり、トイレの手洗い場を使った後は次の人のために拭いたり、等々きめ細やかな気配りが当たり前の行動として身についています。

顧客とのコミュニケーションスキル

常にお客様第一主義で対応が求められ、希望を叶えつつ売り上げも立てなければならないブライダル職は、高いコミュニケーション力が問われます。

要望を汲み取るためのヒアリング力だけではなく、要望の中にこめられた思いを共感する感受性や、お客様が信用して話してくれるような安心感と信頼感。

さらに関係部署と連携を取るための協調性、トラブルを解決するための判断力等、様々なスキルを必要とされるのです。

お客様はもちろんのこと、他部署とも信頼関係を築かなければ、結婚式披露宴をよいものにはできません。

そのため、ブライダル業界では様々なコミュニケーションスキルが磨かれるのです。

企画のプレゼンテーションスキル

お客様の要望にぴったり合うだけでなく、更に新しい提案をし喜んでいただくことで、顧客満足度は上がります。

また、結婚式披露宴は非日常への投資ともいえます。

そのためブライダル業界では、高度なプレゼンテーションスキルが必要です。

そして、お客様へ日々プレゼンテーションしながら打合せを進めていくので、スキルが上がっていきます。

披露宴には欠かせないアイテム一つから、新郎新婦のオリジナリティを引き出す演出まで、魅力を伝えつつお客様の要望とマッチするようロールプレイングと実践を重ね、トーク力を磨いていくのです。

地道な練習の積み重ねは、どの業界においても重宝される武器となるでしょう。

責任感の強さ

新郎新婦が結婚式を決めてから当日を迎えるまでの打合せは、平均して8ヶ月~半年、長い人では一年半の人もいます。

どんなに長く打合せを重ねても、挙式披露宴は一日限り。

ブライダル業界どの職種においても一発勝負であり失敗は許されません。

結婚式披露宴に関わる全スタッフが、お客様から大切な一日を託されていると認識し責任を持って接客対応に当たります。

この習慣が心身ともに染み付いてくるので、仕事に向かう責任感も鍛えられます。

どのような業界、職種であっても、社会人として大変重要なことですので、責任を持って仕事に取り組む人は会社からの信頼も厚いでしょう。

計画実行力

お客様と打合せしながらイメージを固めていく、細かい計画を立てるスキルはもちろん必要ですが、当日、計画した通りにならなければ意味がありません。

プランの立て方やマニュアル等のベースはありますが、お客様によって付随する内容は様々です。

要望リクエストを盛りだくさんで詰め込んだあまり当日ミスが起きてしまった、イレギュラーな内容が多く当日スタッフ間で連携が取れなかった、等といったことは許されません。

 打合せした内容を現実にするまでの細かい調整や確認だけでなく、全体像を把握し予想しうるハプニングの予防策や対応策までも、イメージできる必要があります。

高い計画性と、内容を現実にする実行力の双方が要求される業界ですので、ブライダル業で積み重ねた経験は、行動力の高さとして評価されるでしょう。

ブライダルからの転職でおすすめの業種・職種

ブライダル業界での経験やスキルを活かせるおすすめの業種・職種は次の4つです。

  • 人材業界
  • 不動産・住宅関係
  • ブライダル教育関係
  • 営業企画

順番にお伝えしていきます。

人材業界

転職したいと思っている人の希望や得意分野を聞き出し、要望に合った仕事や向いている職業を提案して、新しい仕事を見つけるお手伝いをする転職エージェントや人材派遣業は、新郎新婦の要望を叶えてきたブライダル業界出身者にはぴったりの業界。

ブライダル業で培ったヒアリング力と相手を見抜く観察力や提案力は、人材業界で思う存分活かされることでしょう。

人間にとって働いて収入を得ることはとても重要なこと。

だからこそ要望や悩みをじっくり聞いて相談に乗り、転職が成功するまでサポートする責任感とコミュニケーション力は、ブライダル業界を続けて体験してきたからこその賜物であり、人材業界で十分に活躍できるスキルと言えるでしょう。

不動産・住宅関係

ブライダル業界と不動産業界の共通点は、商品が高額であること。

結婚式披露宴は人生の大イベントであり結婚式の一日のために大きなお金を払いますが、不動産もまた、賃貸・購入問わず高価な買い物です。

高額商品を売る感覚に良い意味で馴染みのあるブライダル業出身者は、購入する顧客の対応にも慣れており、またプレゼンテーション力が高いため、不動産住宅業界へ転職し売り上げ実績を上げる人も多いようです。

大きな買い物なので、お客様のご希望を良く聞いて、しっかり相談に乗りながらじっくりと信頼を深めます。

相手の立場で考えて客観的にアドバイスできるので、ブライダル業から転職される方にお勧めの業界です。

ブライダル教育関係

ブライダル業界で働くための様々な知識やマナー、作法を教え教育するブライダルの専門学校は、まさに自分が経験してきたことを素材にして、仕事に活かせる場所と言えるでしょう。

結婚式披露宴の打合せなどで新郎新婦にわかりやすく丁寧に伝える力を身につけているので、生徒に向かっても的確に教えることができます。

また、ブライダル業界を目指す人にとっては、経験者であり先輩になるので、自分の得た体験を活かして別の形で業界に貢献することができるのです。

とてもやりがいのある仕事になるでしょう。

また、学校は基本的に暦通りの休日となり生活リズムも整えやすくなります。

週末を休日として過ごせるので、友人との予定も合わせやすくなるメリットも。

営業企画

営業企画は、自社の商品やサービスを営業担当がいかにして販売し目標を達成するか、戦略を立案したり戦術を策定し、実績を分析し販促ツールを作成する等、営業のバックアップフォローを実施します。

どうすれば売れるかを考えることが役割なので、新郎新婦への提案やプランニングを繰り返してきたブライダル職出身者にとっては、企画を考えるのは得意分野と言えるかもしれません。

また、企画を実行していく行動力も必要不可欠なスキルですし、実行するために連携すべき他部署や外部との交渉力や協調性も重要です。

ブライダル業界で培った高いコミュニケーション力は、いずれの業界に転職しても、営業企画としていかんなく発揮されることでしょう。

まとめ

本ページでは、ブライダル業界から転職したい理由から、活かせる経験やスキル、おすすめの業界までお伝えしてきました。

最後に、もう1度おすすめの業界をまとめておきます。

【ブライダルの経験を活かせる業界・職種】

  1. ヒアリング・プレゼン力を活かすなら「人材業界」「不動産・住宅関係」
  2. ブライダル業界の知識を活かすなら「ブライダル教育関係」
  3. コミュニケーションスキルを活かすなら「営業企画」

本ページを読むことで、これからのキャリア形成に役立つと感じるものがあれば幸いです。